ファットテールジャービルの飼い方を飼育者が解説|ハムスターとの違いや我が家の飼育環境を紹介

哺乳類

「ファットテールジャービルって、どんなエサをあげればいいの?」
「飼育方法を調べてみても、あまり出てこない」

ファットテールジャービル(オブトアレチネズミ・マカロニマウス)を飼ってみたいものの、そのようにお困りの方も多いのではないでしょうか。 SNSでも「何を食べさせればいいのか教えて!」といった投稿をよく見かけます。

我が家では2匹(ペア)のファットテールジャービルがいます。そこで、今回は、「ファットテールジャービル」の魅力と、実際に飼ってきた経験から築いたリアルな飼育方法をお伝えします。

ファットテールジャービルってどんな生き物?

ファットテールジャービルは、和名で「オブトアレチネズミ」といいます。また、「マカロニマウス」ともいわれることがあります。

その名の通り、ぷっくりとした「太い尻尾」が最大の特徴です。

  • 分類:ネズミ科アレチネズミ亜科オブトアレチネズミ属
  • 生息地:サハラ砂漠北部
  • 寿命:約3年〜4年

尻尾には栄養を貯める機能があり、健康状態のバロメーターにもなります。また、他のネズミに比べて昆虫食の傾向が強いのも大きな特徴です。

ただし、寿命に関してはやや注意が必要です。3~4年は一般的に言われていることであり、もちろんそのくらい生きる子もいます。

しかし、2歳以下で体調が急変してそのまま亡くなってしまうこともあると、獣医さんから聞かされました。聞いた話の詳細は、下記記事で紹介しています。

2. ここがたまらない!ファットテールジャービルの3大魅力

①究極の癒やし「おねんね」姿

ファットテールジャービルは、よく寝ます。

しかも、仰向けで無防備に寝たり、ヒーターの上でとろけるように寝たり……。その寝顔を見ているだけで、日々のストレスが吹き飛ぶほどの破壊力があります。

②ぷにぷにの尻尾とトビネズミのような足

健康な子ほど、尻尾が太くぷにぷにしています。ハムスターの短い尻尾とはまた違う、独特な存在感です。

また、意外と足が細長く、どこかトビネズミを彷彿とさせるようなシルエットもたまらない可愛さです。

ちなみに飼い主は最初トビネズミが飼いたいけれど希少すぎて断念し、諦めきれずいろいろ検索していたところ、ファットテールジャービルにたどり着き、その魅力に取りつかれました。

③おっとりした性格

個体差はありますが、アレチネズミの中では非常に穏やかでおっとりした個体が多いです。ハムスターのように動き回って落としそうになることが少なく、ハンドリングもしやすいのが魅力です。

ちなみに手に載せてひっくり返すとそのまま動かなくなることもありますが、これは落ち着いているのではなく、実はビビりな性格ゆえにフリーズしてしまっている状態です。ものすごく可愛いのですが、かわいそうなのでやりすぎには注意しましょう。

ハムスター飼育との「3つの違い」

ハムスターと同じサイズ感だと、同じような飼育方法でいいのでは?と感じてしまうでしょう。しかし、ファットテールジャービルならではの特徴もあるため、それらも理解しておきましょう。

① 砂浴びが「必須」

▲砂場を寝床にする我が家のファットテールジャービル

ファットテールジャービルは砂漠の生き物であるため、皮脂で体がベタつきやすいという特徴があります。そのため、毎日の砂浴びは必須です。

砂の中でゴロゴロと転がって体を掃除する姿は、非常に可愛くてずっと見ていられます。

ただし、砂場の使い方は個体によって差があります。我が家の一匹は、砂浴び容器の中に床材をこれでもかと詰め込んでしまい、なぜかそのまま放置。もう一匹は、砂場をヒーターのある場所に移動させて「ベッド」にしてしまいました。

本来の目的で使ってくれないせいで、毛並みがややボサボサ気味になってしまうのも、飼い主としてはちょっと困るポイントです。

② 尻尾が「栄養タンク」

ハムスターと違い、尻尾を見れば栄養状態が分かります。細くなってきたら栄養不足や体調不良のサイン。逆に太すぎても肥満に注意が必要です。

③ 匂いが少ない

ジャービル系は糞尿のニオイが非常に少ないと言われています。ペット臭が気になる方にも、比較的飼いやすい種類です。

実際に飼っていてニオイが気になったことはありません。

我が家の飼育設備を紹介

我が家の初期の飼育環境

我が家で実践している具体的な管理方法を紹介します。

ケージ

我が家では雄雌1匹ずつ飼っており、最初はペア飼育をしていました。しかし、メスが妊娠したことをきっかけに、ケージを分けました。

意外と動き回るので、ある程度の広さを確保しています。

メスのケージと用品

メスのケージは最初にペア飼育していたものを使用しています。GEXから出ているグラスハーモニーの600Nです。

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回し車も給水機もついてくるので、あとは追加で砂場用の容器のみ購入しました。

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オスのケージと用品

オスのケージは以下のものを使用しています。

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なぜメスとは違うケージを購入したのかというと、ガラスケージは重いし割ってしまいそうなので、あまり好きではないからです(※飼い主が非常に抜けているので…)。

次に使用したのはプラスチック製の広めのハムスターケージでしたが、あらゆるところをかじられてしまい、上部にあるケージ蓋のロックが掛からなくなってしまうほどになり、上記のケージに変えました。

▲このように、全面がアクリル製になっているため、中の様子が見えやすいのが決め手でした

プラスチック程度ならガンガン穴をあけてしまうので、注意が必要です。

上記のケージには回し車や給水機がついていないため、下記を買い足しています。

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ケージにひっかけたりする場所がないため、どちらも自立させて置けるものを選んでいます。

床材と砂場

床材は、潜ったり掘ったりベッドとして整えたりするのが好きなので、ある程度厚めに敷き詰めています。ハムスター用の床材で問題ありません。

我が家では下記を使用しています。

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また、砂場は本来の用途であまり使われていませんが、そのうち粒子の細かい以下のような砂に変更しようと思っています(現在はハムスター用の砂を使っています)。

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エサ

健康の証である「尻尾のハリ」を維持するためのメニューを選びましょう。

主食はハムスター用のグラノーラとモモンガフードをメインに与えています。 実際に与えているのは下記の3種類です。ヒマワリの種は太りやすいため、一日に1粒だけあげています。

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フクロモモンガも昆虫食であるため、ハムスターのフードだけでは足りない栄養をこれで補っています。

また、非常に重要なのが週に1回以上のタンパク質です。ファットテールジャービルは、野生では昆虫食がメインです。そのため、タンパク質の摂取が重要になります。

ミルワームやコオロギを定期的に与えることが、尻尾のふくらみや健康を保つ秘訣です(昆虫は乾燥のものや冷凍のものもあります)。

ただし、「昆虫なんてあげられない!」という方も多いでしょう。そのような場合には下記のような乾燥昆虫がおすすめです。

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ファットテールジャービルの繁殖の難しさ

前述したように、我が家では一度、ファットテールジャービルが妊娠・出産をしました。

もともと繁殖はしたいと考えており、いろいろと調べていましたが、「子食い」が多い種類だということも理解していました。子食いはハムスターでも起こりうることですが、ファットテールジャービルは本当に子食いの多い種類なのだそうです。

そして、我が家で生まれた子たちは、数日ですべて子食いされてしまいました。早めに親から取り上げたとしても、人間には育てきれない可能性が高いため、ここは子食いしないようしっかりと栄養のあるエサを与えて祈るしかないのです。

いくつかの動物を繁殖させた経験がありましたが、子食いというのは初めてで非常にショックを受けました。しっかりと栄養を与えていても、起こるときは起こってしまうのです。

もし繁殖を考えているなら、この現実も含めて覚悟を持って臨む必要があるでしょう。

まとめ

ファットテールジャービルはまだマイナーな存在ですが、その魅力は一度知ると抜け出せません。 情報の少なさに不安を感じている方もいるかもしれませんが、基本をしっかり押さえれば、これほど表情豊かで癒やされるパートナーはなかなかいないでしょう。

あなたも、ぷにぷにの尻尾と最高の寝顔に囲まれる「ジャービルライフ」を始めてみませんか?

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