多種多様なペットを飼っていると、一番の課題はどうやって日々の世話をスムーズに回しつつ、みんなの健康をしっかり守っていくかという点です。
現在、我が家では爬虫類をメインに、哺乳類や鳥類、魚にエビまで、種類もバラバラな数十匹の生き物たちが一緒に暮らしています。私のこだわりは「みんながのびのび動ける広さを確保しつつ、設備のお金は賢く浮かせる」ことです。節約したお金は新しいお迎えや美味しい餌、いざという時の病院代に回しています。
今回は、いろいろな種類の生き物を一人で無理なくお世話するために行き着いた、我が家なりの工夫や道具選びについてご紹介します。
1. 環境管理の核:24時間エアコンによる全室管理

少数の爬虫類などを飼育する場合、温室を作ったり、スタイロフォームなどで囲ったりして温度管理をすることも可能です。しかし我が家はペットの数が多いため、エアコン管理を基本としています。
エアコンによる室温の一括維持
爬虫類はもちろん、フクロモモンガなどの小型哺乳類にとって安定した温度は健康の要です。そのため、我が家では、基本の室温は年間を通して25℃前後をキープするように設定しています。
エアコンは一年を通してほぼ24時間稼働させています。ただし、エアコンに限らず、長時間の停電が起きた場合はどうすべきかも考えなくてはなりません。
我が家では応急処置として、ホッカイロを大量にストックしてあり、近いうちに以下のようなポータブル電源を購入しようと考えています。
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生態に合わせた個別暖房の併用
もちろん、エアコンだけで温度管理のすべてが完結するわけではありません。
25℃の室温をベースにしつつ、より高い温度を好む種類や、局所的な熱源(ホットスポット)を必要とする子たちには、それぞれの生態に合わせてパネルヒーターや保温球、あるいは暖突などの小型ヒーターを組み合わせて使用しています。
全体の温度はエアコンで守り、個別の「微調整」を専用器具で行うということです。
2. 「広さ」と「低コスト」を両立するケージ選び

高価なケージは並べれば壮観ですが、私は基本的に「コスト」を重視します。もちろん並べてきれいに見えるのは素敵だと思いますが、私はその子と一緒に生活できることが重要であり、見栄えは二の次だからです。
基本的に、爬虫類以外のペットに関しては、専用のケージや水槽の中からコスパの良いものを選ぶようにしています。
ヤモリやまだ小さいヘビには、軽くて安くて機能的な昆虫ケースや収納ケースを活用することが多いです。また、爬虫類飼育用の安いプラケースも活用しています。
例えば、オオバクチヤモリは高さが必要なので、下記のプラケースを使用しています。これで4匹でも十分な高さと広さが確保できていると思います。
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また、コーンスネークなどには高さが必要ないため、下記のようにロックできるコンテナボックスにはんだごてで空気穴をあけて使用しています。
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アダルトサイズのアオジタトカゲやフトアゴヒゲトカゲ、コロンビアレインボーボアなどの爬虫類は、フリマサイトで木製ケージを出品している方にオーダーし、安く作ってもらいました。

ガラスケージは見栄えがいいのですが重く、私はあまり好んで使いません。木製ケージであれば多少大きくても一人で持てるため、配置換えなどもしやすく重宝しています。
3. 使ってみて重宝した「実用重視」の必需品
数十匹の世話を毎日続ける中で、これがないと管理が破綻すると感じている、一歩踏み込んだ必需品をご紹介します。
精密ピンセット
長いピンセットは爬虫類飼育者やアクアリストなら持っていて当たり前の道具ですが、多頭飼いにおいて意外と出番が多いのが、精密タイプのピンセットです。
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爬虫類の脱皮残りの細かなお手伝いや、ジャンピングスパイダーのようなごく小さな生体への繊細な給餌には、指先の延長のように動かせる小さなピンセットが欠かせません。
あるといざという時に重宝します。
加圧式の霧吹き
爬虫類やパルダリウムを管理していると必要になる霧吹きですが、何度も霧吹きするのは手が疲れてしまいます。そこで活躍してくれるのが加圧式の霧吹きです。
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加圧すれば、ボタン一つで連続して細かなミストが出るため、作業効率が段違いに上がります。壊れたら即買いするアイテムです。
部屋を支える加湿器
24時間のエアコン管理によってどうしても発生してしまう極度の乾燥を防ぐために、加湿器は必ず必要です。多様な生き物たちが求める基本的な環境を維持するためには、最も欠かせない設備の一つです。
私はこまめな給水が面倒くさいので、下記のような大容量のタワー型を使用しています。
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特に爬虫類がいる場合は湿度不足で脱皮不全などを起こすため、冬は加湿器の水を切らさないように注意しています。
4.毎日のお世話ルーティンの確立

「そんなにいろいろ飼っていてお世話大変そう」とよく言われますが、お世話の流れをルーティン化することで、そこまで苦もなくできています。私自身が非常に効率重視タイプであるため、どうすれば効率よくお世話ができるかを考えて、流れを作りました。
例えば、朝のルーティンは下記のような流れです。
1.魚たちや植物用のライトをつける
2.亀・ファットテールジャービルのえさ皿回収
3.カエルケージとイモリウム、カニリウムの霧吹き
4.モモンガのエサ皿回収
5.魚たちへのえさやり
6.亀とファットテールジャービルのえさやり
7.ジャンピングスパイダーのえさやり
7.鳥かごの掃除とエサやりをしつつ放鳥
8.放鳥後にフェレットのケージ掃除とえさやりと遊び時間
いくつかの部屋にペットがいるため、部屋ごとに流れ作業のように行っています。
ただし、効率的に行っているとはいえ、これらすべてを終えるには2時間半ちょっとかかります。また、夜は別のルーティンや日ごとのえさやりがあるため、一日のうちペットにかけている時間は4時間弱程度です(放鳥などの時間も含めるため長めです)。
私はペットにかける時間を重視したいため(というか毎日そばにいたいため)、在宅ワークができる個人事業主になりました。
まとめ:全生体ファーストな仕組み作り
たくさんの生き物と暮らすのは、確かに手間も時間もかかります。でも、効率を求めて自分なりの工夫を重ねているのは、すべて「この子たちと少しでも長く、一緒にいたい」という気持ちがあるからです。
その子がのびのび過ごせる環境を賢く作り、浮いた時間とお金で一匹一匹に愛情を注ぐ。そんな「自分なりの多頭飼いの形」を、これからも楽しみながら続けていきたいと思っています。


